この星空に夢をのせて

関ジャニ∞のおおくらくんのことが好きな人の戯言。

10000字

withの10000字連載。おおくらさんの番が回ってきました。

さくっと感想とか書いてみようと思ったらビックリするほど長くなってしまった。しかも重い。お前何様?!状態ですがオタク様ということですみません・・・。

 

これは常々言っていることなんだけれども、かつて(学生時代)の私は彼らの語る「これは仕事だから」というニュアンスの発言を冷たいと感じてしまうことがあって。ああ、私がこんなに心から楽しんでいるものも、彼らにとっては所詮(いや、全然“所詮”ではないことは今はわかります)、「仕事」なんだな、と思うと勝手に寂しくなったりしていました。

でも、しがないながらも一応仕事を持つ身になった今は彼らの語る「仕事」の感じ方がまるで変わった。寂しいどころか、仕事に向き合う彼らの姿勢に惚れ惚れしてしまう。確かに、言葉だけ見ればドライかもしれないけれど、彼らの「仕事」に対する向き合い方には気付かされることがたくさんあります。もちろん、人によって仕事についての語り方も様々で、ファンに夢を見させるような発言をする人もいれば、仕事だと割り切ってドライな語りをする人もいる。何が言いたいかというと、おおくらくんはこの場合後者だと思うわけです。

 

さて、10000字連載です。

こういうインタビューになるとおおくらくんの冷静な部分が全面に出ますね。わたしの好きなおおくらくんだなあ〜と思いながら読み、ところどころウルウルしてしまいました。

 

とても人間らしいな、と思います。

例えば、「寂しいと楽しいっていう逆の感情が同時に出てきちゃう」ようなところとか、「頭の中で答えのない答えをもやもやと考えてしまう」ようなところとか。

 

言われて嬉しい言葉について、こんなことを言っています。 

“カッコいい”って特にうれしい言葉ではないかなぁ。だって、仕事現場でみんなが“カッコいいですねぇ”とか言ってくれるのは、気ぃ遣って言ってくれてるだやって思うもん(笑)。それより、“一緒におって楽しい”とか、“オマエと飲んでると楽しい”って言われるほうがうれしいなぁって。

そういえば前にラジオでも、好きなひとに告白の代わりに「おまえとおったらおもろいわぁ〜」って言う、みたいなことを言っていましたね。*1 “カッコいい”という言葉についても「エイトのカッコいい担当は亮ちゃんだけで良い」みたなことを言っていたし*2、カッコいいより一緒にいて楽しい、おもろい、の方が嬉しいっていうのがおおくらくんの根底に流れてる「何か」なんだろうなあと漠然と思っています。*3

 

彼らのような仕事をする上で、自分には凡人離れしたセンスとかカリスマ性とか、そういうものがどうやらなさそうだ、と受け入れるのは苦しかったんじゃないかなあ。でも、じゃあどうするのか、っていうときに人一倍努力しよう、人一倍準備しよう、という発想に転換する考え方は見習いたいです。こうやって言葉にしてしまうと、そんな思考回路になるの当たり前じゃんっていう感じもするけれど、実際やってみようとするとできないものなんですよね。

「ものを言うからには、言えるだけの土壌を整えてからにしよう」という考えも同じ。話はおおくらくんから逸れますが、昔「代替案をいえてはじめて文句をいう権利をもつ」と言われたことがあって、いつもそれを肝に銘じているんだけど、これ、結構難しいんですよね。だから有言実行(いや、彼の場合なかなか有言はしてくれないんだけどw)しているおおくらくんは、純粋にすごいと思います。

 

おおくらくんの仕事観がとても好きで、例えば、

ただ、そもそも仕事の現場で人と仲良くなりたいなって思わへんから。もちろん仕事上のコミュニケーションは大事やと思うけど、プライベートで遊ぶほど仲良くなりたいとは思わない。普段、仲がいい人やからって、いい仕事ができるわけじゃないし、現場に友達探しに行ってるわけじゃないし。プロとして、ちゃんとお互いに仕事ができたら、それでいいかなぁって。冷たく聞こえるかもしれないけど、それ以上は求めてないかなぁ。

というところ。ここ、本当に好き。これって別に芸能人に限らず一般人にも置き換えられると思っていて。私も(私の話をしてもしょうがないんだけど)こういう考えにいたった経緯に心当たりがあるのでとてもよくわかります。*4「現場に友達探しに行ってるわけじゃない」ってところ、本当に好きです。アイドル的にはもしかしからもっと夢のある発言が求められてるのかもしれないけれど、彼らだって人間だし、やりたい仕事だけやってるわけじゃないし、仕事という点で苦悩や葛藤もあるという部分を見せてくれるところ、私はとても好きです。単純なので、よし私も明日からまたがんばろっ!ってなります。

 

あと、メンバーとの関係性について、

世の中と同じように、人間関係であることに変わりないから、形が変わるのは当たり前のことやと思うんですよ。言ったら、良いとき、悪いときがあって当然。でも、そこに流されず、どんなときもそれぞれの“普通”でいられることが大事なのかなって。

これすごく安心した。そうだよね!って。彼らはよくメンバーとの関係性が語られるし、関係性について発言を求められることもあるし、それを受けてこっちもあれこれ好き勝手言ったりもするわけだけど、このおおくらくんの「人間関係であることに変わりないから、形が変わるのは当たり前」っていうのを根底にもっておけばいちいち惑わされることもないかな、って。

 

うーん、なんか、この10000字インタビューは私にとって自己啓発本みたいなもんだなあとwここに文章を書きながら思いました。さすが、よこやまさんに「リーダーになるためには、っていう本を読んでいた」と何度もイジられるおおくらさんのインタビューなだけあるw今の私に必要な、今のおおくらさんの言葉でした。

 

さて撮影場所である旧山手通りについて。昔どこかでも語っていたなあと思ったら同じくwithさんの「関ジャニ∞東京散歩。」第11回 ヨコ倉の回でした。東京散歩っていうタイトルなのにこの回散歩してないw各々50の質問に答えています。・・・っていうか、お写真、おおくらくんが金髪!

Q.東京の好きな景色って?

A.旧山手通りかな。東京で初めて住んだんが、旧山手通りに近かったから。 

なんだろう、withでは旧山手通りの近くに住んでたって言っていいみたいな決まりでもあるんですかねw

 

これだけいろいろ書いておきながらなんだけど、テキストの中にもあるように不特定多数の人に向けて言葉を発したり、自分を語ったりしなければならないなんて酷だ。そしてそれを求めてしまう自分。つくづく残酷だ。それなのに、“アイドルは大衆的なもの”だと思ってるだなんて、達観しすぎてやしないか。

 

文字だけを追うと、とても淡々としているようにも読めるのだけれども、深いところにある熱い熱いものを感じて胸がぎゅーっとなります。何も知らないと、テレビでニコニコしているだけの人のようにも見えるのにw、実はめんどくさいくらい考えて考えて考えてる人なんですよね。だいすきです。

 

惹かれたのはここにある熱いモノが似ているから きっとそうだろう?

 

 

 

*1:ログ探してみたら2011年2月の通信でした

*2:たしか8周年のパンフレットで

*3:これ、もっと掘れば考察ができそうなんだけど、深い闇につながる気がしてこわい・・・まあ、そもそも考察とかできる頭もってないんだけど・・・

*4:自分とおおくらくんが一緒だ、と言いたいわけではないです、念のためw